▲戸沢出会〜天神尾根〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳


朝・・・サンドイッチ、野菜生活



今日は、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳(1673m)にチャレンジですよ。体力的に日帰りが難しいので、蛭ヶ岳山荘に宿泊の予定です。コースは、戸沢出会〜天神尾根〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳としました。長距離ですね。



5:50 戸沢出会を出発です。このところ戸沢出合駐車場をよく利用しているので、道も慣れたものでした。



このあたりから天神尾根に取り付きます。以前にSUと来ているので、さほど心配はありませんが、急登なので厳しいコースです。もっとも大倉尾根のようにユルユル登るよりは好みですけどね。



朝日が爽やかですね。新緑の季節は良いものです。



おやつ・・・inBAR

ウェハースは好きですけど、喉が渇いてこまりますね。次回からは使いません。



7:45 大倉尾根分岐(天神尾根終点)に到着。息を切らさないように意識してゆっくりあるきましたが、ほぼコースタイム通りですね。



立山に向かいます、このあたりの階段はどうも苦手ですよ。



富士山がどーんと見えてきました。天神尾根は、ほぼ無景観なので大倉尾根に出てからの景色は気持ちがよいですね。振り向けば町も見えます。



今日の目的地、蛭ヶ岳も見えてきましたよ。直線でも相当距離があるのに、曲がりくねっている上にアップダウンもあります。早くも心が折れそうですよ(笑)



金冷シ。初めて来たときは、なんて痩せた尾根なんだと思いましたが、その後もっとハードな場所を通ってきたので、ただのゆるやかな道にしか見えなくなりましたね。



9:04 塔ノ岳到着、普段はここがゴールですが、さらに奥へ進みますよ。



ですが一応・・・両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」そして、ストックの先端から出るのは、なぞの煙ですよ!「ウィンガーディアム・レヴィオーサ!」



昼・・・おにぎり、魚肉ソーセージ

今回初めて、山の定番魚肉ソーセージを持っていきましたよ。しっとりしているので食べやすいですね、カロリー不足はマヨネーズなどでブーストすると良いかもしれません。



丹沢山へ向かい出発です。以前、丹沢山へは塩水橋からピストンしましたので、塔ノ岳〜丹沢山のコースは初めてです。すこし崩壊していますね。



いきなりのご挨拶、倒木が道をふさいでいました。



塔ノ岳から標高を落とした後は、こういった緩やかな丘が続きます。ハイキング気分で気持ちよく歩けますね。



崩落箇所がありました。注意が必要ですよ。



みやま山荘が見えてきましたね。コースタイムは1:00となっていますが、1:00では厳しいです。



頂上付近の木道、檜洞丸を思い出しますよ。



10:50 塔ノ岳から1:22で丹沢山へ到着しました。



両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」



昼2・・・梅おにぎり

梅干は力が出ますね、塩分も補給できるし抗菌効果も高いです。暑い日の山行にはぴったりですね!



山頂で出合ったご老人に花の写真を撮るようにすすめられました。あまり興味ありませんが、言いなりで撮影ですよ。



何かの花です。桜みたいな感じですね。食べることはできると思いますが、塩漬けで香りを楽しむ程度になりそうです、栄養はありません。



いよいよ目的地である蛭ヶ岳に向かって出発です。かなりアップダウンがあり、見えていてもなかなか到着しないと聞きました。まずは不動ノ峰を目指しますが、噂通り強烈に標高を落としてから登りになります。



空が青いですよ、風は冷たいのですが、日差しが強力で暑いんだか寒いんだかわからなくなります。



不動ノ峰の休憩所です。土管を縦にしたようなものがあり、生活ゴミが焼かれていました。またプラ類なども捨てられていましたよ。幕営禁止と張り紙がありましたが、不届きな輩が居るようですね。



そして、ここには水場があるのです!「下ル3分」と殴り書きがありました。早速下ってみましょう。



・・・。



確かに地図にも「涸れる事あり」と記載がありましたが、かなり下ったのですこし悔しいですね。「べ、べつに水が欲しくて下ったんじゃないからねッ」



気を取り直して、出発。少しずつ蛭ヶ岳が近づいてきていますね。



棚沢ノ頭を越えると、いよいよ噂の鬼ヶ岩ノ頭ですよ。



鬼ヶ岩ノ頭から見た蛭ヶ岳、圧巻です。すごい、かっこいい。あまりの迫力に感動しましたよ。登ってしまえば、あっという間でしょうが、あまりに巨大で尻込みしますね。左下に人が2人写っていますので、大きさが想像つくと思います。



鬼ヶ岩ノ頭は、その場からはちょっとわかりにくいので、すこし下って撮影です。角が生えてる!



蛭ヶ岳の上のほうは、すこし緩い丘になっていました。



枯れ木は目立ちますが、思っていたほどハゲ山では無いようです。wikipediaで紹介されている写真は、冬なのかもしれませんが、ちょっとハゲ山過ぎますね。



「ちらっ」山荘が見えてきました。すっかりクタクタだったので、ほんとうに嬉しかったですよ。



13:50 8時間ジャストで蛭ヶ岳山頂へ到着しました。丹沢の最深部で、神奈川県の最高地点です。以前、マイミクの方(若い女性)がヤビツ〜蛭を日帰りしたと聞いて驚いていましたが、実際歩いてみて、改めてそうとうなアスリートだと思いましたよ。鍛えれば私もいつかできるでようか・・・。



お約束の名板。この真上だけやたら携帯電話の電波が良いそうです。たしかに3本立って驚きました。屋内やその他の場所は圏外か繋がってもかなり不安定だったので、不思議でしたよ。



やりとげた顔です「どやっ」



両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」



そしてっ
オレは買えるっ‥‥!
以前の山行は空手でどうにもならなかったが‥‥
今のオレは持ってるんだからっ‥‥!
その気になりさえすれば‥‥!
ビールもっ‥‥‥!



キンキンに冷えてやがるっ‥‥‥!
涙が出るっ‥‥!
犯罪的だっ‥‥‥!
うますぎるっ‥‥‥!
山行のほてりと‥‥山頂の熱気で‥‥
暑苦しい体に‥‥
数日ぶりのビール‥‥!
染み込んできやがる‥‥‥! 体にっ‥‥!
うわっ‥‥!
ぐっ‥‥!
溶けそうだっ‥‥!
本当にっ‥‥! 本当に‥‥
本当にやりかねないっ‥‥‥!
ビール1本のために‥‥
強盗だって‥‥!



・・・と、そこまで大袈裟ではありませんが、山荘の500円のビールは良く冷えていて美味しかったです。他にも3名の方が泊まりにきましたが、全員ビールを飲んでいましたよ。



部屋の様子。華美ではありませんが、清潔でしたよ。蛭ヶ岳はかなりの奥地なので、ほとんど客はいないのかと思いましたが、聞けば土曜日等は50〜100名が泊まる事もあるそうです。落ち着いて休めませんね。



落ち着いたので、小屋のまわりを散歩ですよ。山頂なので水はありませんが、入り口に雨水が溜めてあり、手を洗ったり、気合があれば顔を洗ったりできます。



檜洞丸へ向かうルートに注意書きがありました。コースタイムは3時間なので、かなり距離もありますね。いずれかは檜洞丸〜蛭ヶ岳のルートも通ってみたいですよ。



小屋番のお父さんが、お客相手に漫談をしています。楽しい方でしたよ。小屋主というと鍋割山荘草野さんのような筋金入りの山男というイメージでしたが、こちらのお父さんは雇われで、蛭以外には登った事がないということです。意外ですね。



客間は一部屋でしたが、二階もありました。混んでくると二階も使うのでしょうね。



お布団は大量にあります。セルフサービスで、好きな場所に寝床を設置します。混雑時は、細かい場所の指定がなされるようですよ。



夜・・・カレー、味噌汁(蛭ヶ岳山荘)


レトルトカレーでしたが、疲れて空腹でしたので、とてもご馳走でしたよ。漬物類も豊富にあり、汗とともに流れ出た塩分がしっかり補給できました。汗をかいたあとは塩分のある漬物が美味しいですね。



ややガスは出ていましたが、夕焼けがすばらしかったですよ。富士山のシルエットが美しいですね。



丹沢から日本アルプスまで山々が折り重なっていて、その向こうに日が落ちていきます。言葉を失いますね。



大室山(丹沢)のシルエットもくっきりでました。そういえば、大室山は未踏ですよ。いずれ行きたいですが、道志方面からのアクセスとなり遠いので、なかなか難しいです。



空のグラデーションが、美しいですね。



綺麗な夕焼けにすっかり満足でした。



日が落ちた後は、夜景が楽しめましたよ。残念ながら地元方面は丹沢山に阻まれましたが、八王子方面や小田原、御殿場?などが見えました。20時消灯なので、明日に備えて休みましょう。おやすみなさい。