▲用木沢出会〜犬越路〜大室山〜加入道山〜白石峠〜用木沢出会
今日は、来週の南アルプス遠征用の荷物を実際に運んでみる訓練をしましたよ。ターゲットは、未踏だった西丹沢の大室山、加入道山です。
8:25 用木沢出会を出発。いつもの西丹沢自然教室より車で数分進んだ所に簡易な駐車場があり、数台の駐車が可能ですよ。
今日も特殊部隊風装備で挑みます。テントその他で荷物が12キロ程ありますので、かなり厳しい山行になりそうです。肩だけでは支えきれませんので、しっかり腰をホールドして腰で重さを受け止めるようにしないといけません。
用木沢出会から犬越路までは、最初はかなりなだらかです。さすがは東海自然歩道。ピクニック気分で歩けそうですが、何箇所か丸太橋が流されている為、徒渉が必要です。増水時は特に注意が必要ですね。
沢沿いの為、水音も空気も涼しげで気持ち良いですね、いかにも西丹沢といった雰囲気です。
太いブナもたくさんありました。落石が多いようなので、歩行は注意をしたいところです。
犬越路が近くなり沢から離れた所で、とつぜん急登になりました。かなりのガレ場もあったり、けっこう厳しいです。荷物もズッシリ重く、尾根は気温も高いので何度も投げ出しそうになりました。がんばらないといけませんね。
10:09 犬越路到着。 檜洞丸、神ノ川、大室山への分岐になっており十字路です。尾根なので、すこし気温は高かったですよ。
すぐ先にピークが見えていましたが、これは大室山ではありませでした。残念。犬越路から、大室山までは2.3kmだそうですよ。
炭水化物を摂取して、しっかりエネルギーを補給しないといけませんね!
謎の花が咲いていましたよ。薄ピンク色でとても綺麗です。亡き祖父は植物学者だったそうですが、孫がこの程度の植物の知識と聞いたら泣きますね・・・。
大室山までの道のりは、ブナ林と新緑が美しく退屈しませんでしたよ。
これは食べられ・・・ますかね?ワンナップきのこが生えていましたよ。かわいいですね。
大室山のピークが近づいてくると、なんどか平地が登場しました。急登と平地を繰り返す、たいへん面白い地形でしたよ。
大室山へは犬越路より尾根に出てから5分程、西へ進みます。ほとんど平らです。山頂に細長い平地があるなんて面白いですね。
12:57 大室山到着。荷物のせいかバテ気味で休憩が多く、コースタイムより大幅に遅かったです。
両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」、頭をもたれた情けない姿は、世界共通の救援信号です。「orz!」大室山の山頂は、無景観でベンチもなく、なんとも渋い山頂でした。顔にまとわりつく虫が大量です。
大室山より加入道山へ向かい歩き始めると、付近がガスってきました。
驚くほどの密度ではなく、気温も涼しいので、とても雰囲気がよく感じましたよ。
これはバイケイソウというそうですね。花も咲くそうです。食べられないのであまり興味ありません。
大室山から加入道山への道のりは、かなりアップダウンがあり辛いですが、しぶい立ち枯れの木やバイケイソウ、よい感じのコケが多く退屈しません。
14:20 加入道山に到着。こちらも大室山と似て無景観ですが、ベンチはありました。
両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」
加入道山からは白石峠を経由して、用木沢出会に降りましたよ。このコースはかなり荒れており、危険でした。とくに登りは、道迷いを起こしそうなコースが不明瞭な場所が多いので注意が必要ですよ。写真の場所は下りの判りにくい場所。左右に分岐していますが、どちらも同じ場所に繋がりました、右のルートが新しくて安全です。
かなり下ると、杉林になりすこし歩きやすくなりましたよ。そして白石の滝が出てきました。
そういわれてみれば、白石峠は、透明感のある白っぽい石がたくさん転がっていましたよ。お気に入りがあっても国定公園ですから、持ち帰ってはいけませんね。
白石の滝あたりからは、だいぶ緩やかになり危ない場所は減ってきます。堤も涼しくてよいですね。遥か上に大室山〜加入道山への尾根が見えましたよ。こんなに登って、降りてきたのかと感慨深いですね。
最後は、林道に合流し歩きます。疲れた足には砂利道やコンクリ舗装路は辛いですね。
西丹沢の山々が綺麗に見えていましたよ、魅力的ですね。まだまだ登ってない山がたくさんありますので、どんどんチャレンジしたいですね。大室山〜加入道山は、展望こそありませんがコースの風景が楽しいので、とてもおすすめできる山でした。ただし、加入道山〜白石峠〜用木沢出会の特に登りは、コースの状態がわるく、あまりおすすめできません。ご利用の際は、地図・GPSなど十分な準備をおすすめしますよ。
16:43 用木沢出会に到着。行動時間は8:30位でしょうか、荷物が重かったので、いままでの山行の中でもトップクラスの厳しさでした。
詳細は、ヤマレコをご覧下さい。