▲夜叉神峠〜鳳凰三山(1)


朝・・・赤飯おこわ、野菜生活



朝・・・コーヒー



昨日より、夜叉神峠で宿泊していました。脳アル会のメンバーはテント泊、私は車があったので車内泊でしたよ。わりと有名な登山口の為、深夜早朝に人の出入りが多くあまりよく眠れませんでしたよ。



準備完了。2泊の縦走のわりには荷物が少なめの12キロちょっと。初の南アルプスだけにいつもより気合が入ってますね!



7:31 夜叉神峠登山口を出発。



登山口からしばらくは、かなりの急登が続き、尾根へでると画像のような緩やかな尾根が続きます。丹沢に比べると足場がよく整備されている印象で、とても歩きやすかったですよ。



木からコケが生えています。なんとも幻想的ですね。宿泊地の南御室小屋付近まで、このような植生が見られました。



杉、ブナが多く茂り、ほとんど景観がありませんが、ところどころで南アルプスの山々が見えましたよ。雄大ですね。



霧です。濃度も低く道も広いので心配ありません。幻想的で良いですね。



昼・・・おにぎり



木の途中がモッコリしていました。不思議ですね。



倒れ、折れた道標。全行程を通して、道標やペンキマークは十分に整備されていました。コースも危険な箇所は殆どなく、安心して歩けますよ。



名のあるピークや峠には、このようなモニュメント?が設置されていました。丹沢ではあまり見かけないので面白いですね。



ここまで階段もなく、ほとんど平らな登山道でしたが、杖立あたりからガレ場が登場しました。少し歩きにくいですが、丹沢で十分慣らしていますので心配ありませんでした。レベル的にはヤビツ〜二ノ塔レベルといったところでしょうか。標高があり、涼しいので体は楽ですよ。



苺平を越えると、残雪が見え始めました。アイゼンが必要なほどではありませんが、滑ったり埋まったり、かなり体力と時間を奪われますよ。



6月に見る雪というのは、なんともオツなものですね。涼しげです。



南御室小屋に近づくと、このような看板が出ていました。親切ですね。



南御室小屋が見えてきました。厳しい山行ではオアシスのように感じますよ。



南御室小屋です。



14:29 南御室小屋到着。登山口より7時間で到着しました。コースタイムは6時間ですので、昼休憩などを考えると悪くないタイムですね。登山道は緩やかではありますが、かなり長い行程で、わりと厳しかったです。



さっそくテントを設置。幕営料金は500円/1泊です。水場あり、清潔な簡易水洗トイレありと恵まれた環境です。



ビールで乾杯。長い行程をクリアしたもののみが楽しめる味わいと時間ですね。



リアル南アルプス天然水。キンキンに冷えた美味しい軟水でした。無尽蔵に溢れるのが不思議ですよ。



おやつ・・・ウィスキー、ジャッキーカルパス

持参したウィスキーをリアル南アルプス天然水で水割りにして楽しみましたよ。うまいですね。



幕営地の様子。今回は、私を含め脳アルの会メンバー4名が参加しました。脳アルの会では、伝統的に装備が被らないようにしているのですが、テントもしかりで個性のあるテントが並びました。



S木さん、MESSNER SFN3000。シングルウォールの渋いチョイスです。出入り口がサイドに付いているのはとても便利に感じますね。結露も少ないそうです。ゴアライトX同様狭いですが、とても良さそうなテントですね。



iっちー、Black Diamond製。型名失念です。シングルウォールの宿命か、結露は多いそうです。広い居住空間と、オプションの全室は羨ましかったですよ。フレームが芸術的に組み合わさる為、設営が難しそうに見えました。



K下さん、REI製。型名失念です。脳アルの会唯一のダブルウォールです。内側がメッシュという斬新なもので、結露は外側が受け持つそうです。すごいですね。一見メッシュが寒そうに見えますが、しっかり暖かい空間を確保できるそうです。日本で使用している人は殆ど居ないのではないか?というレアな品物です。



私、ICIゴアライトX。シングルウォールの最右翼モデルです。シングルウォールの宿命である結露はありますが、居住空間を犠牲にした軽量コンパクトには目を見張るものがあります。まさしく極地遠征モデルですね。



午後の南御室小屋は、頻繁にガスが発生し幻想的でしたよ。気温も極端に低くは無く過ごしやすかったです。



ものすごいガスですね。行程途中では心配になりますが、テン場で眺めるガスは幻想的で楽しいですよ。



夕食の準備中。今回は、少し重いですがカニの缶詰を持ってきました。



夜・・・わかめスープ



夜・・・カニめし(醤油マヨネーズ風味)

アルファ米カニの缶詰を混ぜ、マヨネーズと醤油で味付けしただけのシンプルなものでしたが、たいへんおいしかったですよ。



iっちーの夕食、ラーメンとベーコンが美味しそう。自慢の調理器具JETBOILも誇らしげです。JETBOILは、水中翼船のJETFOILと名前が似ていますが、あまり関係なさそうですね。



K下さんの夕食。四角いコッヘルと、ZIPPO製のストーブ/カセットが渋いです。



うわっ、ベーコン入れすぎですね。ラーメンも2袋入っていますよ。本人曰く、通常の山行では10000キロものカロリーが消費されるので、いくら食べてもOKだそうです。嘘くさいです。



S木さんの夕食、こちらも四角いコッヘルが渋いですね。山の定番袋ラーメンは四角いので、そのまま入るコッヘルは便利だそうですよ。



ドイツ製の簡易ストーブエスビットです。面白い製品ですね。



固形燃料を燃焼させ、簡単な調理が可能です。



そらを眺めると飛行機雲が。標高2500m程ですが、いつもより近くに見えますよ。



ロウソクランタン。ゆらゆらして渋いですね。



寝床の様子。狭いですが、外の厳しい環境から身体を守ってくれる頼もしいテントとシェラフです。



早朝、室内の温度が下がり寝ていられなくなりました。サバイバルの教本には、ロウソク1本により氷点下を免れるとあったので、手持ちのサバイバルキットからロウソクを出して試してみましたよ。こんな小さな炎でも、狭い空間では効果が高かったですよ。不思議ですね。



とはいえ、寒いのは寒いので、夜明けが待ち遠しかったですよ。