▲大山ナイトハイク
丹沢の気温と湿度が、かなり厳しいレベルになってきたので、少しでも涼しく登山する方法を試したいのと、遭難時に慌てないようにする訓練の為、深夜の大山にチャレンジしてきました。
万一の事態に備えて、ギリギリ真っ暗闇を体感できて、かつ日の出まで遠くない時間を選びましたよ。あわせて、頂上で日の出も拝んでしまおうという計画です。また、ヘッドランプは命綱となるので、バックアップも準備しました。画像は菜の花台からの秦野の夜景。美しいですね。
3:20 ヤビツ峠より登山開始。車は1台もありませんでした。ものすごい濃霧ですよ。
濃霧が続きます。何度か通った登山道ですが、真っ暗闇だとヘッドランプで照らされる足元の一部しか見えませんので、先の計画が立たず、体重移動が難しいですね。
湿度100%、汗が蒸発しません。涼しく登ろうという計画は失敗ですね。登山道の周りにヘッドランプを向けると、濃霧の中にたくさんの目が光ります。夜は鹿がたくさんいますね。樹上にも何かの目が光りましたが、何の動物か確認できませんでした。
日の出時刻が近づくと、霧が晴れ少し明るくなってきましたよ。二ノ塔〜丹沢山〜丹沢三峰方向が見えました。美しい稜線ですね。
見慣れた阿夫利神社の鳥居が見えてきました。やっとゴールですね。
4:45 コースタイムより10分程遅れて山頂に到着しました。
両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」
美しい朝焼け。日の出時刻には少し遅れてしまいましたが、美しい朝焼けと朝靄のハーモニーを楽しめました。
月も美しい。光学5倍ズームですが、なかなか綺麗に撮れますね。
ここまで、どなたにも会わず山頂も独占でした。なんとも気持ちの良い朝です。
下山開始。ちょっと朝靄が雲海のようにもみえましたよ。美しいですね。
今回は、初めてスパッツを着用してみましたが、湿った路面にはとても良いですね。また今回は見かけませんでしたが、ヒル対策としても良いようです。
5:59 ヤビツ峠に到着。暗闇には若干の恐怖を感じましたが、無事下山です。あえて向かう暗闇と、遭難して向かえる暗闇では気構えが違うでしょうが、多少は万一の際の自信に繋がったと思います。
登山口で、老紳士に会いました。「滑りますか?」とのご質問があり「路面は濡れており、滑りやすかったです」と答えた所、登山開始されていましたが、手ぶらの普段着に革靴のような服装が心配でした。大ベテランかもしれませんし、こういう時、どうしていいか対応に困りますね。
前夜、数時間しか睡眠がとれていなかった為、菜の花台で昼寝。すごい霧でしたよ。
ここ二ヶ月ほど、左足の土踏まずが痛かったので、帰りにスポーツ医療を得意とする整形外科に寄りましたよ。診断結果は、足底腱膜炎という診断でした。マラソン等ではポピュラーな慢性疾患だそうですよ。お医者さんの説明では、柔軟性の低下、偏平足、靴があっていない、悪路を歩いた等が原因になるとのことです。直接は言われませんでしたが、体重もですね・・・
治療は、アイシング、超音波、低周波、テーピングなどでした。
治療の様子。「早い話が登山は休めということ?」とたずねたところ「正解」だそうでした。そうもいかないので、インソールの使用とストレッチ、アイシングを心がけたいと思いますよ。
夜・・・味噌マヨネーズで食べるエビの剥き身とモロキュウ、そらまめ
標高データ。詳細は、ヤマレコへアップしました。