▲本日の畦ヶ丸
朝・・・ローストポークのサンドイッチ
朝食をみれば一目瞭然ですね、今日は訓練の日ですよ。早起きをして、おなじみの西丹沢自然教室にやってきました。目的地は畦ヶ丸(1292m)です。ルートは西丹沢自然教室〜下棚〜本棚〜善六ノタワ〜畦ヶ丸〜大滝峠上〜大滝橋〜西丹沢自然教室にしました。
6:46 西丹沢自然教室を出発
少し早く到着してしまったので、車内で仮眠しました。まわりが明るくなったので行動開始ですよ。
まずは西丹沢自然教室横のつり橋からスタートし、西沢を登っていきます。このコース、沢沿の為何度も沢を横切るそうですよ。面白いのでカウントしてみましょう。
すごい丸太橋の数ですね、川原が続くので歩きにくくてこまりますよ。巨大な石をみつけました。上流だなあと感じますね。
丸太橋15
以上ですね、かなりの数でした。どれもそこそこ頑丈には作られていますが、私のようにガタイの良い人間が載るのは少し心配ですよ。
沢沿いの道がひと段落すると、急登になりました。この雰囲気、檜洞丸に向かう道(西丹沢自然教室〜ゴーラ沢)に似ていますよ。西丹沢風の地形なのでしょうか。
ところで、行動食にはハチミツ100%キャンディー、ブドウ糖、パイン飴、ミックスナッツなどを用意していますが、今回初めてパワージェルを試してみました。ひどい味ですね・・・運動で失われた塩分を補う為に、多少塩分が添加されているようですが、味はドロっとしたりんご味の鼻水のようでした。今年食べたもので2番目にマズい食べ物にランキングされましたよ。
中間地点を少し越えましたね。沢から離れると、比較的なだらかで歩きやすい山道でしたよ。
痩せ尾根です。両側が険しい崖ですね。ちょっと怖いのですが、こういう尾根は好みですよ。両側の景色を楽しめますね。
善六ノタワに到着です。多少、周りの山は見えますが景観はいまひとつといったところでしょうか。変わった名前ですが、由来はハッキリしないようですよ。
またまた痩せ尾根ですね。こういう場所が結構ありましたよ。面白いルートですね。
林の向こうに山が見えています。ほとんどの場所がこの程度の景観でした。
程なくして枯れたブナ林にあたりましたよ。ちょっと先にピークが見えています。
ちらっと見えたピーク、ずいぶんと高いですね。これが畦ヶ丸だとちょっと嫌だなぁと思いながら地図で調べると、どうも畦ヶ丸で間違いないようです・・・。登ってしまえばあっという間ですよね、がんばりますよ。
木製の階段が結構ありましたよ、斜度はさほどでもありませんね。
やはり景観はいまひとつ、林の向こうに山が見えています。バン木の頭、シャガクチ丸などが見えていましたよ。
9:40 3時間ちょうどで畦ヶ丸に到着です。標準タイムも3:00ですので、ちょうど同じですね。今回、息が切れないことをテーマにゆっくり歩いたのですが、訓練の成果なのか、けっこう良いペースになってきましたね。あまり広くなく、景観もほとんどない地味なピークでしたよ。
昼・・・シェフの気まぐれカップヌードル(カレー)
昼・・・シェフの気まぐれカレー味マッシュポテト(じゃがりこ)
がさつな作り方なので、とても紹介できませんね。見た目は悪いですが、案外とおいしかったですよ。なにより運動に必要な炭水化物を十分に摂取できます。
東海自然歩道の看板がありました。長すぎる文章だったので読みませんでしたよ。何か大事な事を伝えたいならば、高橋メソッドのようにひとことふたことでバーンと説明した方がいいですね。
畦ヶ丸のピークから西へ100mほど進むと、畦ヶ丸避難小屋が見えてきました。中を覗いてみると、大きなストーブと寝台がありましたよ。遭難など緊急時に利用するそうです。
白く雄大な姿に心を奪われました。
美しいですね。とてもとても厳しい環境でしょうが、いつか冬の富士に登ってみたいですよ。
大滝峠上へ下る道は、かなり崩壊していましたよ。土が痩せてしまい丸太がむき出しになっている箇所が多く、足にこたえますね。
笹が背丈ほどある場所もありました。鹿かなにかがガサガサしていて、姿がみえないので少し不安を感じましたよ。
どーん、なにか謎のオブジェがありました。どうしてこのような形に生えるのか、ほんとうに不思議ですよ。
写真ではわかりにくいですが、登山道の脇に珍しい緩斜面が見えていました。丹沢山塊8箇所目の初心者ですが、こういう緩斜面は初めてみましたよ。全域が幕営禁止ですが、思わず張りたくなりますね。
はい、たばこはやめましたよ。焚き火はやめられません。もちろん山の中ではしませんけれどね。
すこし進むとステタロー沢に合流しました。沢は石がごろごろしてくるので、足首に負担がかかりますね。沢の名前もすごいですが、その看板がぶっ倒れているのもシュールでしたよ。
沢の様子です。丸太橋があったり、そのまま渡渉したりを繰り返して進みます。多少間違いもしましたが、沢沿いに進めばまた正しい道に出られますので、あまり心配はありませんでしたよ。
このような立派な看板が、かなり高密度に配置されていますので、さらに安心です。ただし、足元の状態はかなりキツイですね。
日当たりの悪い場所は、このように凍結していましたよ。なるべく避けて通りますが、どうしても凍った場所を進む必要があって、けっこう怖かったですね。
畦ヶ丸から2時間もかからずに一軒屋避難小屋が見えてきましたよ。
立派な小屋ですね。ここからは車道まで1時間ほどなので避難小屋の必要性は私にはわかりませんが、きっとなにか理由があるのでしょうね。
山を汚す登山者に
熊もあきれて
困(熊)ったと
空き缶・ゴミ・良心は
持ちかえろうね
リズム感があり、ユーモアに溢れながら啓蒙的ですね。良心は減るものではないので、山に置いてもやそうですね。
一軒屋避難小屋から大滝橋までの区間は、崖に山道があるスタイルが続き、とても楽しかったです。
実際には知りませんのでイメージですが、中国の山奥やチベットの山奥の山道を彷彿とさせる地形です。楽しいですね。
崖っぷちです。覗くと怖いですが、足元はしっかりしていて気楽に歩けます。山頂は景観がなかったので、どちらかというと大滝橋から一軒屋避難小屋に向かってハイキングをすると楽しいのではないでしょうか。
崖と崖の合間に道があるので、見上げるとこういうオブジェも見ることができます。
秘境的な水場がありましたよ。夏に泳いだら気持ちよいでしょうね!
林道のようですね、車の轍(わだち)も見えます。ゴールは近いですよ。
12:44 大滝橋に到着です。畦ヶ丸から2:20、標準タイムが2:25なのでなかなかのペースでしたよ。
ここからは、ハイリスクな車道です。あまり歩行者がいないので車がかなり飛ばしてきます。怖いです。
西丹沢自然教室まで3キロほど。舗装路を歩くと不思議と荷物がずっしり肩に食い込み疲れが増してきます。
檜洞丸への道標があります。そう、懐かしの箒沢ですね。ここから6.1キロのハードコースで檜洞丸へ向かう気は起きないですね。
畦ヶ丸の総評ですが、つり橋、丸太橋、渡渉、痩せ尾根、鎖場、沢、木道などなど山の要素がこれでもかと詰まったバリエーション豊かなコースです。問題点は、景観がほとんど期待できないことですね、また沢沿いがほとんどになるので、日当たりが悪く湿度が高いので冬季は冷え込むようです。これら難点はありますが、東海自然歩道は歩きやすく面白いコースなので、全体としてみると合格点ではないでしょうか。個人的には、特別用事がなければ、あえてもう一度は行きませんが・・・。
夜・・・ビーフカレー、パリパリチキン、卵、チーズ
歩いたあとは、大量のプロテイン摂取ですね!今日も良い一日でした。