▲本日の鍋割山


今日は、鍋割山でトレーニングをしてきましたよ。コースは、大倉〜小草平〜天神平〜花立〜金冷シ〜塔ノ岳〜金冷シ〜鍋割山〜後沢乗越〜二俣〜大倉にしました。朝早く家を出たら朝焼けに薄い月が美しく映えていましたよ。


朝・・・ハム&フレッシュたまごサンド、北海焼き鮭おにぎり、VAAM
レーニングの定番メニューですね。炭水化物を摂り、VAAMで脂肪を燃焼します。今日もがんばりますよ。


8:11 大倉駐車場を出発。朝までは二俣経由で登ろうと思っていたのですが、小草平の分岐に気がつかず、そのまま大倉尾根で登ってしまいましたよ。


同行はiチローです。普段はセルフで撮影している出発前の記念撮影をお願いしました。ありがたいですね。今回は、低温を想定してデジカメはカイロで常時温めておきましたので終始好調でしたよ。


大倉尾根の入り口は道路沿いです。道標もこんな感じでちょっと愉快ですね。


登山道入り口です。うっかりしていると通り過ぎてしまいそうですね。帰りに通って判明するのですが、二俣への登山道入り口は、更に難解で民家の合間のようなところでしたよ。


大倉尾根は、バカ尾根と揶揄されている事からも想像がつきますが短調で緩やかな尾根です。前回は天神尾根より塔ノ岳に上がったので、私にとっては新鮮な尾根でしたよ。登山道に入って直ぐは、すこし吹雪いていて寒かったです。



気温が低い為、降った雪がそのまま残って固まっているようですね。すべったりはしませんが寒いですね。


大倉尾根からちょっと寄り道をして、大蔵高原山の家で水を汲みましたよ。この立派な丹沢の門、裏側には秦野の門と書かれていました。意味はわかりませんが、勇壮ですね。


水は20円で自動販売されているようです。味わってみましたが、ものすごく冷たいので何もわかりませんでした。コップ一杯飲み干した所、胃けいれん気味になってあわてましたよ。


このような歩きやすそうな歩道が比較的長く続きます。吹きさらしの稜線に出るとものすごく寒いのが厳しかったですよ。


見晴茶屋、外で登山者が休憩をしていましたが、どうも営業しているようにはみえませんでした。


すこし登ってゆくと、大好きな表尾根が見えてきましたよ。勇壮な表尾根を見るとテンションがあがりますね。去年まではひとつも名前を知りませんでしたが、何度かの山行で、表尾根のピークが特定できるようになりました。嬉しいことですね。


表尾根中盤でも、日陰や吹き溜まりになる場所は、雪が溜まっていましたよ。寒いですが、今年度初めて見る積雪でしたので、すこし嬉しいですね。


駒止茶屋、ここも営業していませんでした。すこし手前に二俣への分岐があったのですが、かなり息が上がっていた為か見落としましたよ。まだまだ修行が足りませんね。


すこしずつ道に積もる雪が増えてきました。いま位の気温だと、1000m前後に積雪するかどうかの閾があるようですね。


三ノ塔と烏尾山が見えていますね。スペクタキュラです。途中、なんども脇にそれて表尾根に見入ってしまうので、なかなか進めませんよ。


堀山の家、ここも営業していない様子でした。用件が無く中に入っていませんので本当かどうかわかりませんね。


外には無人販売のベンダーがありました。自分で蓋を開け、商品を取り出し、代金を備え付けの缶に入れるというシンプルなシステムです。喉が渇いていたので買おうと思いましたが、在庫がアセロラと烏龍茶だけだったので断念しましたよ。


花立に近づくと、雪深くなり気温も下がってきました。霧氷が綺麗ですよ。


山道の様子はこのような状態。かなり積もっています。おそらく昨日降った雪でサラサラ。凍ってもいませんので歩きやすかったです。塔ノ岳から戻ったかたもアイゼンは要らないとアドバイスをくれましたよ。軽アイゼンを買ったばかりなので、ちょっと残念でしたが、安全第一ですね。


つい先日きた、大倉尾根〜天神尾根の分岐点です。雪深くなってはいましたが、見覚えがありましたよ。倒れている人が見えますが気のせいですよ。


花立方向です。雪面、青空、雲のコントラストが美しいですね。入り口は吹雪きでしたが、中盤から下山まで好天に恵まれましたよ。


花立付近より、平野が一望できました。地表に薄いガスが出ていましたが、江ノ島もハッキリみえましたよ。


大山と三ノ塔、たとえば三ノ塔は1204.8mなので、視線と高さが揃うところで有る程度標高の予想が可能ですね。見上げている、同じ、見下ろしているで大体の標高を知れば、これから挑む高みへのモチベーションになりますよ。


立山荘前より、塔ノ岳方向を望む。かなり雪が積もっていました。花立山荘は今日も営業していませんでした。シーズン限定なのでしょうかね。


両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」


表尾根と大山。しつこいですね。撮影枚数が大量で、これでも厳選して掲載しています。好きなんですからしかたないですね。雪で稜線がハッキリみえて、ますます勇壮です。


立山荘からすこし進むと、塔ノ岳のピークが見えてきます。ものすごく遠くにみえますが、歩いていると案外近い。不思議です。前回は比較的スムーズに上りましたが、今回は雪で疲労が強かったですよ。


金冷シ付近、痩せ尾根+積雪で、けっこう怖い場所になっていましたよ。同行のiチローに滑落制動の練習を進めましたが、慎重な性格が邪魔をしてチャレンジできなかったようですよ。


鍋割山〜金冷シ〜塔ノ岳の分岐です。雪に体力を奪われていたので正直な所、このまま鍋割山に進みたかったのですが、同行のiチローが塔ノ岳未踏であった事、天気が良かった事を考え、登ることにしました。


かなりの積雪ですね!


さきほどとは別角度からの塔ノ岳、圧倒的存在感です。


そこそこ人は通っていたようで、トレースはしっかりありましたが、この深さです。滑ったりはありませんが、足が埋まるので体力を使いますね。


頂上は目前、体は重いですががんばります!


両手で描くYの字は、世界共通の救援信号です。「Yes,I need help!」


塔ノ岳からの景色、丹沢山蛭ヶ岳、富士山などなどダイナミックな風景でしたが、寒くてゆっくりできませんでしたよ。


あまりの寒さに今回は、尊仏山荘にお世話になりましたよ。温かいコーヒーと暖房で、体の疲れを癒し、湿った衣服を乾かすことができました。


12:42 塔ノ岳を出発。まだまだ先は長いですね。


塔ノ岳から金冷シに向かう途中、いつも塔ノ岳山頂にいる鹿くんに出会いましたよ。全く逃げないので記念撮影。


金冷シから鍋割山へ向かう途中、かなり雪深くなっていましたよ。塔ノ岳あたりよりもずっと歩きにくかったです。


20cnくらいでしょうか、この映像は登山道のものですよ。


14:08 大丸、小丸を越え鍋割山に到着しました。


鍋割り山荘の様子。ある程度事前の情報があったので、イカつい親父さんが出てくるものだと緊張していましたが、すごい美人のお嬢さんが小屋番をされていました。聞けば今日はお父様の代打で手伝っているそうです。


昼・・・鍋焼きうどん(鍋割山荘)

すこし到着時間が遅くて心配しましたが、名物の鍋焼きうどんを作って頂けました。温かくてとてもおいしかったですよ。食べている途中、伝説的重量ボッカの草野さんが戻られ、ご挨拶ができました。70キロの荷物を運び終えたところでしたが、涼しい顔で気さくに話てくださいましたよ。お会いできて本当によかった。


14:50 鍋割山を出発。山荘のお嬢さんの話だと、二俣から大倉は、2時間近く砂利の林道を歩くので、かなり退屈だそうです。大倉尾根へ戻ることを進められましたが、雪深い鍋割山稜を戻るのはかなり辛い判断ですのでやめておきましたよ。


雪と青空と鍋割山荘。また来たいと思いましたよ。


鍋割山からの下り、わりと急な下り道でしたよ。1000m位までは結構雪が残っていました。


シカ「こっちみんな」すごくかわいい子鹿でした。あまり警戒していませんでしたが、人間は怖いのでもっと警戒心を持って欲しいですね。


どんどん下ります。雪道の下りは、けっこうクッションが効いてひざの負担が少なかったのですが、雪が終わるとひざが痛みだしましたよ。急な下りは辛いですね。


15:47 後沢乗越分岐 ここから二俣に向かいましたが、途中見えた栗ノ木洞方向の稜線も実に美しく見えましたので、いつか登ってみたいですよ。


二俣付近、小川に落差があり、はねた水が美しい形に凍っていました。すばらしいですね。


二俣付近、車が置いてありましたよ。ゲートの内側なので一般車は入れないようですね。ここから砂利道の林道が始まりました。アスファルトはモロですが、砂利道も疲れた足にはかなりの負荷ですね。


このような道が続きます。すでに足腰に限界が来ていたので、かなり辛かったです。泣きました。


距離としては6キロ程度でしたので、すぐだと思っていましたが、あんがい時間がかかり、日が落ちてしまいました。行程は16時位には完了できるようにプランしていましたが、雪でだいぶ時間をとられてしまったようです。


歩けない位暗くなってしまったので、ヘッドランプを装備しましたよ。購入後、必要に迫られて使うのは初めてなので、困った反面すこし嬉しいですね。顔に出てしまっています。


なにか地図がありましたが、現在地の記載もなく、あまり役立ちませんね。


ヘッドランプ無しだと、ほぼ暗闇です。電灯はありませんし、杉林に囲まれていると、月明かりも届きにくいですね。


二俣からの道のりは、とても遠かったです。道路に出てからも住宅地を通って大倉駐車場までの道のりはかなりありました。あまりおすすめできないコースかもしれませんね。


18:04 大倉駐車場着。10時間近く歩くハードな一日でした。降り積もった雪に丹沢の自然の厳しさを再認識させられましたが、冬の澄んだ空気と美しい雪化粧は、なにものにも変えがたいすばらしい経験でした。



夜・・・ステーキ丼、ラーメン

筋肉が激しく破断された実感がありますので、しっかりタンパク質を補給しないといけませんね!